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事前準備
申告が必要かどうか確認
会社員で年末調整済みでも、副業所得が20万円超、医療費控除、住宅ローン控除(初年度)、ふるさと納税6自治体以上などの場合は確定申告が必要です。フリーランス・個人事業主は原則全員対象。
申告の種類を確認(白色/青色)
青色申告は事前に承認申請が必要(開業後2ヶ月以内)。最大65万円の控除が受けられます。白色申告は事前申請不要で簡易な帳簿でOK。
マイナンバーカードの準備
e-Taxでの電子申告にはマイナンバーカードとICカードリーダー(またはスマートフォン)が必要。マイナンバーカードがない場合はID・パスワード方式も利用可能(事前に税務署で設定)。
申告期間と提出方法の確認
所得税の確定申告期間は毎年2月16日〜3月15日(土日の場合は翌月曜日)。還付申告のみの場合は1月1日から提出可能。提出方法はe-Tax(電子申告)、郵送、税務署窓口の3つ。
会計ソフト・確定申告ソフトの準備
freee、マネーフォワード、弥生会計などのクラウド会計ソフトを利用すると効率的。国税庁の「確定申告書等作成コーナー」は無料で利用できます。
書類の収集
源泉徴収票(給与所得者)
勤務先から12月〜1月に交付されます。複数の勤務先がある場合はすべて必要。退職した場合は退職した会社からも受け取りましょう。
医療費の領収書・明細書
年間医療費が10万円(または所得の5%)を超えると医療費控除が受けられます。通院の交通費(公共交通機関)も対象。健康保険組合の「医療費通知」で代用可能。セルフメディケーション税制との選択適用。
社会保険料控除証明書(国民年金等)
国民年金、国民健康保険料の控除証明書。10〜11月頃に届きます。会社員で給与天引きの場合は源泉徴収票に含まれています。
生命保険料・地震保険料の控除証明書
保険会社から10月頃に届く控除証明書。生命保険料控除は一般・介護医療・個人年金の3区分。年末調整で申告済みの場合は不要。
ふるさと納税の寄附金受領証明書
各自治体から届く受領証明書。ワンストップ特例を利用しない場合、または6自治体以上に寄附した場合は確定申告が必要。「寄附金控除に関する証明書」(ふるさと納税サイト発行)でも代用可能。
住宅ローンの残高証明書(初年度の方)
住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)の初年度は確定申告が必要。金融機関からの残高証明書、登記簿謄本、売買契約書のコピーなどが必要です。2年目以降は年末調整で対応可能。
経費の領収書・レシートの整理(事業所得がある方)
フリーランスや副業の経費として使った領収書・レシートを科目別に整理。交通費、通信費、消耗品費、接待交際費、研修費など。クレジットカード明細も証拠書類になります。
支払調書の確認(フリーランス・副業)
取引先から支払調書が届く場合があります(法的な交付義務はありません)。届かない場合は、請求書・入金明細から売上を集計しましょう。源泉徴収されている場合は源泉徴収税額も確認。
株式・投資信託の年間取引報告書
特定口座(源泉徴収あり)の場合は確定申告不要ですが、損益通算や繰越控除をする場合は申告が必要。一般口座や特定口座(源泉徴収なし)の場合は申告必須。
申告書の作成
e-Taxの利用登録・ログイン確認
国税庁の「確定申告書等作成コーナー」からe-Taxを利用できます。マイナンバーカード方式またはID・パスワード方式でログイン。初めての場合は事前にセットアップを。
収入金額の入力
給与所得、事業所得、不動産所得、雑所得(副業)など、すべての収入を入力。源泉徴収票や帳簿をもとに正確に記入しましょう。
経費・必要経費の入力(事業所得がある方)
帳簿に基づいて経費を科目別に集計・入力。家事按分(自宅兼事務所の家賃・光熱費など)は合理的な割合で計算しましょう。
各種控除の入力
社会保険料控除、生命保険料控除、地震保険料控除、医療費控除、寄附金控除、配偶者控除、扶養控除、基礎控除など、該当するものをすべて入力。控除証明書の金額と一致しているか確認。
青色申告特別控除の適用確認(青色申告者)
複式簿記で記帳+e-Tax提出で65万円控除。複式簿記+紙提出で55万円控除。簡易帳簿の場合は10万円控除。青色申告決算書の作成も必要です。
税額の計算結果を確認
申告ソフトが自動計算した税額を確認。納税額(追加で支払う金額)または還付額(戻ってくる金額)をチェック。想定と大きく異なる場合は入力ミスがないか見直しましょう。
提出・納税
確定申告書の提出
e-Tax(電子申告)、郵送(消印有効)、税務署窓口のいずれかで提出。e-Taxは24時間提出可能で、還付も早い(約3週間 vs 郵送は1〜2ヶ月)のでおすすめ。
納税(納付が必要な場合)
納税方法:振替納税(口座引き落とし)、ダイレクト納付(e-Tax)、クレジットカード納付、コンビニ納付(30万円以下)、窓口納付。振替納税は約1ヶ月後の引き落としで資金に余裕ができます。
還付金の受取口座の確認(還付の場合)
還付金は申告書に記載した本人名義の口座に振り込まれます。ゆうちょ銀行も可。e-Taxの場合、処理状況は「メッセージボックス」で確認できます。
申告書の控え・帳簿の保管
確定申告書の控え、帳簿、領収書などは原則7年間(一部5年間)保管が必要です。e-Taxの場合はデータを保存。税務調査に備えてきちんと保管しましょう。
消費税の申告(課税事業者の場合)
前々年の課税売上高が1,000万円超、またはインボイス登録事業者の場合は消費税の申告・納税も必要。申告期限は3月31日。

確定申告ガイド

確定申告は複雑に感じがちですが、必要な書類を事前に準備し、順番に進めていけば決して難しくありません。

確定申告が必要な人

確定申告を楽にするコツ

普段から領収書を整理し、クラウド会計ソフトで帳簿をつけておくと、申告時期になって慌てることがありません。経費の領収書は日付順・科目別に整理し、月ごとにまとめておくのがおすすめです。

e-Tax(電子申告)のメリット

e-Taxで申告すると、添付書類の提出が省略でき、還付金の処理も早くなります(約3週間)。青色申告の65万円控除もe-Tax提出が条件のひとつです。24時間いつでも提出できるのも大きなメリット。